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コヨミとコトバ

季節がずれてきている?暦を辿ってみたら何かわかるかも。
くらしのなかの暦と言葉を集めてみました

立秋 りっしゅう
暑さの峠。これから秋に向かうころ。実際は1年で最も暑い時期。

暑さの中に涼しい風が初めて立つ「涼風至(りょうふういたる、すずかぜいたる)」からはじまって、秋のセミの鳴き声が秋の訪れを知らせるように朝と夕にひびく「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」、深い霧がもうもうとたちこめる「蒙霧升降(のうむしょうこうす、もうむしょうこうす、ふかききりまとう)の三候。

春は霞、秋は霧。
春の霞んだ景色は「春霞」で「春だから霞んでるね」とか言いますが、霧が秋のコトバなのはは知りませんでした。たしかに、そういわれてみると霞は暖かく、霧は冷たいイメージです。霧の立ち込める波止場とか…。
まだまだ暑さの盛りですが、秋の気配は日々のなかにこっそり忍び込んでくるもの。朝晩の風や、空の高さや雲のかたち。虫の声。「小さい秋」とはよく言ったものだなぁと思います。

日の出の時間が遅くなってきました。日が短くなるのは寂しいです。